最近よく目にする、楽天ポイントの二重取り、三重取り…という言葉。
明確にコレと定義されているものではなく、実は二重取り、三重取りには様々なパターンがあります。
要は、楽天ポイントがもらえるシーンで取りこぼすことなく、1ポイントでも多くもらいましょう!
という意味合いで使われる言葉なのです。
今回は、楽天ペイ利用者が、二重取り、三重取りできるシーンで楽天ポイントを無自覚に取りこぼしている、ありがちなケースをご紹介します。
ポイントなんて別に・・・
と、ポイントに無頓着な方にこそ、読んでいただきたい記事です。
楽天ペイで、ポイント二重取りしなくて本当にイイの?
別に面倒なことしてまで、1%や0.5%のポイントなんて欲しくない …
そういう方は、こんなふうにイメージしていませんか?
1%って100円に対して1円ってことでしょ?
たったの1円。。。
確かに、この試算だとポイントの必要性はあまり感じないかもしれませんね。
でも、結論付ける前に、ちょっと以下の試算を見てみてください。
ポイントの価値が
よく分かる試算
例えば、年収300万円の人が、食材費や飲食代、被服費などでその40%、つまり120万円分を楽天ペイで支出したものとします。
還元率は基本的に1%。
ということは、年間で12,000ポイントが還元されるということです。
12,000ポイントは大きくないですか?使い切れば、12,000円分ということです。
さらに、しっかり二重取り、三重取りして…1%が1.5%に、さらに2%になったら?
もし2倍にできれば、還元ポイントは24,000円分になるということです。
貯めたポイントは、楽天市場はもちろん、街の楽天ポイント加盟店や楽天ペイ加盟店での支払いに使うことができます。
こうやってリアルに試算すると、ポイントをきっちりもらわないのはやっぱり損だと思いませんか?
普段から楽天ペイを使っている方は、この記事で、楽天ポイントを取りこぼしていないか?チェックしてくださいね。
そもそも【楽天ペイ】で、ポイント二重取りできるのはどんな場面?
はじめに、そもそもの確認をしておきましょう。
楽天ペイで楽天ポイントの「二重取り」ができるのは、以下の場面です。
- 【楽天ポイント】 と【楽天ペイ】 の両方に加盟しているお店で、【楽天ペイ】払いする場面
- 他の決済方法でも二重取りできますが、この記事では一番還元率が高くなるパターンを取り上げています。
上記は、二重取りができる場面ではありますが、何もしなくても二重取りができるわけではありません。
これこそが、この記事でお伝えしたいこと。
何をすればいいの?
面倒なことは嫌だなぁ。
難しくないから
安心してね。
二重取りができる場面で、実際に何をすれば「二重取り」できるのか?
具体的なやり方(手順)についてご説明する前に、楽天ポイントの基本をいったん抑えておくことをおすすめします。
理解していると、今回ご紹介した場面以外でも応用が効くからです。
基礎知識はいいから、手っ取り早く具体的なやり方(手順)を知りたいという方はこちらからジャンプしてください。
二重取りの前に、まずは『楽天ポイント』の《基礎知識》
実は、楽天ポイントには、種類が2つあります。
- 「決済サービス利用」に対して付与される楽天ポイント
- 「ポイントカード提示」でもらえる楽天ポイント
※上記の他にチャージに対して付与される楽天ポイントもありますが、楽天ポイントが付与されるのは楽天カードによるチャージが前提なので、決済サービス利用に含んで大きく二つに分類します。
冒頭で、楽天ポイントの「二重取り」にはいろいろなパターンがあるとお伝えしましたが、今回クローズアップするのは、上記2つの楽天ポイントを両方とも獲得するという意味の「二重取り」です。
では、この2種の楽天ポイントをそれぞれもう少しだけ掘り下げていきましょう。
「決済サービス利用」に対して付与される楽天ポイントとは
「決済サービス」というのは、楽天グループのキャッシュレス決済サービス各種のこと。
具体的には「楽天カード」「楽天ペイ」「楽天Edy」のことです。現金に代わる支払い手段ですね。
例えば、「楽天カード」のクレジット払いの利用に対しては、その支払い額の1%分の楽天ポイント、「楽天ペイ」も1%、「楽天Edy」では0.5%の還元があります。
※楽天Edy利用や楽天カード単体の利用より、『楽天カード』でチャージして『楽天ペイ』で払うほうが還元率が高いので、ここからは楽天ペイだけを取り上げます。
「ポイントカード提示」でもらえる楽天ポイントとは
もうひとつは、楽天ポイント加盟店でポイントカード(画面)を提示するともらえる楽天ポイントのことです。
お店オリジナルのポイントより楽天ポイントのほうが使い道が多く、利用客にとっては集めるメリットが大きいので集客が図れます。だから多くのショップが楽天ポイントサービスに加盟しているんですね。
支払い前にポイントカード(画面)を提示して、レジで “ピッ” とスキャンしてもらってはじめて楽天ポイントが付与されます。
先ほどの「決済サービス利用」に対して付与される楽天ポイントとは違って、ポイントをくださいというアクションを起こさないと、もらえないということです。
だから、取りこぼしが起きるんだね
そして、楽天ポイントカードには、カード版と、デジタル版があります。
- カードタイプの楽天ポイントカード
- 楽天カード(クレジットカード)に付帯された楽天ポイントカード
- 裏面がポイントカードのようになっています。
- 楽天ペイアプリに組み込まれている楽天ポイントカード
- 楽天ペイの中に間借りするように搭載されています。
気を付けたいのは、上記2、3番のデジタルタイプのポイントカードの場合。
そもそもポイントカードを持っている自覚なく、取りこぼしているケースに要注意です!
ちなみに、「ポイントカード提示」でもらえる楽天ポイントは、基本的には支払い方法に関係なく※還元されます。
どういうことかというと、例えば楽天カードではない他社クレジットカードで支払ったとしても、楽天ポイントカード(画面)を提示しさえすれば、ポイントがもらえるということです。
※二子玉川ライズ・ショッピングセンターなど、支払い方法によっては、下記のようにポイントがもらえない例外もあります。
二子玉川ライズ・ショッピングセンターでは、次の支払い方法は、ポイントの付与対象外
・東急カードが発行するクレジットカード
・TOKYU POINTサービス対象カード
・TOKYU POINT利用
・電子マネー(PASMO、SUICA、WAON、nanaco、楽天Edy、iD、QUICPay、Apple Pay、Google Pay)
【こちらもチェック】
東急と楽天のポイント二重取りは当たり前。目指すべきはポイント最大化!
では、いよいよ楽天ポイントの「二重取り」の具体的な手順を確認していきましょう。
楽天ペイで、ポイント二重取りするためにお店でやるべきこと
まず、以下2つのポイントを両方とも、つまり二重取りできるお店かどうかチェックします。
1.「決済サービス利用」に対して付与される楽天ポイント
2.「ポイントカード提示」でもらえる楽天ポイント
- 【楽天ポイント】と【楽天ペイ】 両方に加盟しているお店
このチェックをしないと…
こんなことが起こります。
今まさに、会計しようとしているこのお店が、楽天ポイント加盟店だという認識がないがために、せっかく楽天ポイントカードを持っているのに、ポイントカード(画面)を提示せず、ポイントを取りこぼす。
こうやって「ポイントカード提示」でもらえたはずの楽天ポイントの取りこぼしが発生するのです。
- 会計の際には、必ずレジ回りをチェックして、楽天ペイと楽天ポイントの加盟店かどうか?確認しましょう。
例えば、以下はファミリーマートのレジ回りに掲示されているものです。
例)楽天ペイで二重取りができるファミリーマート
ご覧の通り、『楽天ペイ』と『楽天ポイント』の両方のマークが掲載されています。
【楽天ポイント】 と【楽天ペイ】 両方の加盟店であることを確認したら、次の手順をふんで、もれなく二重取り、三重取りしましょう!
楽天ペイで、ポイント二重取りする《手順》
お待ちかねの手順を見ていきましょう。
注意点
楽天ポイントカード(画面)の提示は“支払いの前”が基本です。
順番が前後すると、楽天ポイントがもらえなくなる場合があるので注意!
お店によっては、支払いが先の場合があるようです。お店の人の案内に従ってくださいね。
では、基本の手順です。
楽天ポイントお願いします(=楽天ポイントください)
楽天ポイントカード(バーコード)の表示方法の詳細は後述します。
(支払いは)楽天ペイで
この場面で三重取りもできる!
楽天ペイへのチャージ方法はいくつかありますが、楽天カードからチャージする設定にしておくと、チャージした金額の0.5%がポイント還元されます。
楽天ポイントカード提示で一重、チャージで二重取り、ペイで三重取りになるというわけです。
楽天ペイの楽天ポイントカードってどうやって表示するの?
という方のために、次に楽天ペイで『楽天ポイントカード』を表示して、ポイントをもらうまでの《手順》をご紹介します。
楽天ペイで『楽天ポイントカード』を表示して、ポイントをもらうまでの《手順》
下図のオレンジ色囲みの1が『楽天ペイアプリに組み込まれている楽天ポイントカード』です。
楽天ペイの画面を以下の手順で操作すると、楽天ポイントをもらうためのバーコードが表示されますので、店員さんに提示してポイントをもらいましょう。
- 楽天ペイのホーム画面の右上部にある「ポイントカード」というマークをタップ(図のオレンジ囲み①)
- 画面中央の「タップしてバーコードを表示」をタップ
- 表示されたバーコードを店員さんに提示して、スキャンしてもらう
楽天ペイのポイント払いで、気を付けないと損をする話
楽天ペイで、ポイント「二重取り」ができる店、つまり【楽天ポイント】 と【楽天ペイ】 両方の加盟店で、ポイントを使って支払う方法は2つあり、どちらの方法を選択するかで、実は「獲得ポイント数」に差が生じます。
- 楽天ペイのコード・QR払いの画面で『ポイントを使う』にチェックして、ポイント消化
- 楽天ペイの楽天ポイントカード画面を提示して、「ポイント払いで」と告げてポイント払い
- 【楽天ポイント】 と【楽天ペイ】 両方の加盟店では、
上記2パターンうち、どちらの方法を選択するべきか? -
正解は1番です。
例えば、【楽天ポイント】 と【楽天ペイ】 両方の加盟店で、1,000円の買い物をしたとします。
また、その加盟店は、ポイントカード提示に対して0.5%が還元されるお店でした。
※支払額より保有ポイントのほうが多く、全額ポイントで支払える想定
こちらが正解
還元率1.5%
- 楽天ペイのコード・QR払いの画面で『ポイントを使う』にチェックして、ポイント消化
ポイントカード提示 | 1,000×0.5% |
楽天ペイのコード・QR払いの画面で『ポイントを使う』にチェックして、コード払い、もしくはQR払い | 1,000×1.0% |
全体のポイント還元率 | 1.5% |
こちらは△
還元率0.5%
- 楽天ペイの楽天ポイントカード画面を提示して「ポイント払いで」と告げてポイント払い
ポイントカード提示 | 1,000×0.5% |
「ポイント払いで」と告げる。 | なし |
全体のポイント還元率 | 0.5% |
楽天ポイントの二重取り、三重取り│まとめ
楽天ポイント加盟店 かつ 楽天ペイ加盟店 は【三重取りができる店】
- 支払いの前に必ず楽天ペイの楽天ポイント画面を提示して、ポイントをもらう
- 楽天カードからチャージして、ポイントを獲得
- 楽天ペイの楽天キャッシュ払いで、ポイントを獲得
- 期間限定ポイントが失効間近でポイントを使いたいなら、「コード・QR払い」の画面で “ポイントを使う“ にチェックしてから楽天キャッシュで支払います。
- 楽天ペイの楽天ポイント画面でポイント払いをしてしまうと、支払いに対するポイント還元がなくなり、三重取りではなく二重取りになってしまうので必ず上記の方法で支払いましょう。
- 期間限定ポイントが失効間近でポイントを使いたいなら、「コード・QR払い」の画面で “ポイントを使う“ にチェックしてから楽天キャッシュで支払います。
楽天ペイ加盟店は【二重取りができる店】
- 楽天カードからチャージして、ポイントを獲得
- 楽天ペイの楽天キャッシュ払いで、ポイントを獲得
楽天ポイント加盟店は【場合によっては二重取りができる店】
- 支払いの前に必ず楽天ペイの楽天ポイント画面を提示して、ポイントをもらう
- 楽天ペイの楽天ポイント画面で支払います。ポイント払いをするなら「瞬間チャージ」の設定をしておく
- 「瞬間チャージ」は、商品代金より保有ポイントが少ない場合に便利です。詳しくは下記参照。
- 「瞬間チャージ」分について0.5%のポイントが付くので、不足分を現金で支払うよりお得です。
楽天ポイント獲得パターンは以下4つ。
※ポイントカード提示でもらえるポイントの還元率は、東急ストアを想定。楽天ポイントは、お店によって還元率が異なります。
- 【計2.0%】三重取りパターン
楽天ペイの楽天ポイントカードを提示(0.5%)+楽天カードから楽天ペイにチャージ(0.5%)+楽天ペイの楽天キャッシュ払い(1.0%) - 【計1.5%】二重取りパターン
楽天カードから楽天ペイにチャージ(0.5%)+楽天ペイの楽天キャッシュ払い(1.0%) - 【計1.0%】二重取りパターン
楽天ペイの楽天ポイントカードを提示(0.5%)+楽天カードから瞬間チャージ(0.5%)+楽天ポイント払い - 【計0.5%】パターン
楽天ペイの楽天ポイントカードを提示(0.5%)+楽天ポイント払い
ポイント払い時に、保有ポイント数が支払い額を下回る場合、本来不足分は現金等で補って支払うことになりますが、予め「瞬間チャージ」の設定をしておくと、不足時に設定額が自動的にチャージされて支払いに充当される機能のこと
- 瞬間チャージの設定金額が低かったがために、チャージされても支払い額よりなお不足する場合は、結局現金等で補うことにはなります。
- 楽天カードからチャージされても、瞬間チャージの扱いは楽天キャッシュではなく楽天ポイントになります。従って、支払いに対するポイントは付きません。
楽天ポイントの取りこぼしをなくして、コツコツと着実に獲得していきましょう!
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