東急のクレジットカードのこと、調べてみようと思いつつ…
ポイントカードでポイントもらえてるから…
何となく「ま、いっか」で来てしまったアナタのために。
東急発行の標準的なクレジットカード 「TOKYU CARD ClubQ JMB」でクレジット決済した場合と、ポイントカード「TOKYU POINT CARD」の提示で現金払いした場合とで比較すると、実際にポイント格差はどのくらいになるのか?をシミュレーションでトコトン検証しました。
こんな人を想定してシミュレート
- 東急沿線に住んでいる
- 東急ストアをよく利用する
- 東急線を利用して通勤or通学している
東急のクレジットカードについて、少しだけ確認しましょう。
東急カードといえば標準的な「TOKYU CARD ClubQ JMB」が以下4タイプ。
詳細を知りたい方はこちらも併せてお読みください。
「TOKYU CARD ClubQ JMB」は大きく分けて以下の3種類が基本です。
- 各種TOKYU CARD ClubQ JMB
- 各種TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO
- 各種TOKYU CARD ClubQ JMBゴールド
- 上記1、2は「ご利用代金Web明細サービス」を利用しているものとし、3種いずれのカードもプレミアムポイントの還元率が1%の同条件である前提で、まとめて「TOKYU CARD ClubQ JMB」として取り扱います。
では、ここから実際のところ、クレジットカードとポイントカードで得られるポイント差はどれほどなのか?を具体的に見ていきましょう。
- すべて東急クレジットカード「TOKYU CARD ClubQ JMB」でクレジット決済した場合
- すべて東急ポイントカード「TOKYU POINT CARD」を提示して現金払いした場合
東急ストアでの東急ポイント格差 │東急のクレジットカード vs ポイントカード
まず、生活の中心である食費から。
東急ストアで、東急カードでクレジット払いするのと、東急ポイントカードの提示で現金払いするのとで、ポイント格差はどのくらいか、リアルに比較検証してみましょう。
こんな想定
- 毎月、週に2回、月に計8回、東急ストアを来店利用
- そのうち2回はとくふく感謝デー(19、29日)に来店
- そのうち2回はポイント5倍の日に来店
- 1回あたり8,000円(税抜)、1ヶ月間に東急ストアで使う食費は64,000円
- 参考) 4人世帯の1ヶ月あたりの食費は、平均で8万円を上回る(令和3年度 家計調査(総務省))ようですが、外食やテイクアウトの利用を想定して、自炊分を64,000円に設定しました。
クレジット 決済 東急カード | ポイント カード | 現金払い|
---|---|---|
通常時 | 3ポイント /200円(税抜) 480 pt (4回分) | 1ポイント /200円(税抜) 160 pt (4回分) |
とくふく 感謝デー | 5% キャッシュバック 880 pt (2回分) ※税込8,800円で計算 | 1ポイント /200円(税抜) 80 pt (2回分) ※通常日と同じ |
ポイント5倍 の日 | 15ポイント /200円(税抜) 600pt (2回分) | 5ポイント /200円(税抜) 200 pt (2回分) |
合計(月) | 1,960 pt | 440 pt |
合計(年) | 23,520 pt | 3,840 pt |
クレカ vs ポイカ(pt=ポイント)
東急カードでのクレジット払いと、東急ポイントカード提示後の現金払いで、年間19,680円相当の差が開くことが確認できました。ちょっと驚きですね。
東急ストアで何をすれば獲得ポイントを最大化できるのか?がトコトン知りたい方はこちら
定期券の購入での東急ポイント格差 │東急のクレジットカード vs ポイントカード
PASMO定期券を、東急カードでクレジット払いするのと、東急ポイントカードの提示で現金払いするのとで、ポイント格差はどのくらいか、リアルに比較検証してみましょう。
こんな想定
- 東急線大岡山駅から目黒駅までの定期券
- 半年分を購入 × 2回
- 支払い代金は73,240(36,620×2)円
クレジット 決済 東急カード | ポイント カード | 現金払い|
---|---|---|
東急 ポイント | 支払額(税込)の1% 366 pt | 支払額の0.5% 183 pt |
総計 (年) | 732 pt | 366 pt |
- 東急線のPASMO定期券の購入でポイントを貯めるには、購入の翌日までに「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」を登録する必要があります。
そこまでのインパクトはありませんが、このご時世ですから、バカにはできません。
なお、TOKYU ROYAL CLUBの会員だと、クレジットカード決済時の還元率は2%(1,464ポイント)になり、ポイントカードとの差は開きます(1,098ポイント差)。
TOKYU ROYAL CLUBとは
- 東急のクレジットカードを持っている東急グループ利用者に、プレミアムなおもてなしを提供することを目的とした特典プログラム
- 提携カードなど、一部対象除外
- 入会費、年会費無料 ※入会には資格(条件)あり
ちなみに、他社との連絡線定期券をご利用の場合は、もっと差が開きます。
詳しくはこちらをチェック!
チャージでの東急ポイント格差 │東急のクレジットカード vs ポイントカード
東急カードでオートチャージにするのと、都度現金でチャージするのとで、獲得できる東急ポイント格差はどのくらいか、リアルに比較検証してみましょう。
チャージで獲得できる東急ポイント │クレカ vs ポイカ【シミュレーション】
こんな想定
- 月に4回、習い事で定期券区間外で東急線を利用する。
- 月に1,000円を2回チャージ
- 大岡山から二子玉川へ、運賃は片道157円(往復で314円)。
- 月に1,000円を2回チャージ
- 月に2回、歯医者に行くのにバスを利用する。
- 月に1,000円を1回チャージ
- 運賃は片道220(往復で440円)。
- 月に1,000円を1回チャージ
東急のポイントプログラムでは、乗車に対してポイントが付与されるわけではありません。ポイントは「オートチャージされた時点で、チャージ額全体に対して」算定されます。
また、「現金を手動でチャージ」しても、東急ポイントは付与されません。
※のるるというポイントのようなものが別にあり、プレゼント等と交換できますが、現金のように使うことはできません。
クレジット 決済 東急カード | ポイント カード | 現金払い|
---|---|---|
電車で 貯まる TOKYU POINT | チャージ額(税込)の1% 20 pt | 0 pt |
バスで 貯まる TOKYU POINT | チャージ額(税込)の1% 10 pt | 0 pt |
総計(月) | 30 pt | 0 pt |
総計(年) | 360 pt | 0 pt |
- オートチャージでポイントを貯めるには、利用の翌日までに「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」を登録することが必要です。
ちょっと笑ってしまいましたが、バカにしてはいけません。
ゼロと360、どちらがいいですか?安い居酒屋ならビール一杯分くらいにはなります。
この例でいうと、1,000円を2回、2,000円分チャージしたものの、実際に電車運賃として支払ったのは1,256円。でも、2,000円がまるまるポイント計算の対象になるということです。
残りの744円分でジュースを買ったとしても、JR線に乗ったとしても…です。
チャージされた2,000円は電子マネーとして、自販機、コンビニ、街の様々なお店で使うことができます。
ちなみに、PASMOオートチャージサービスでも、東急バスノッテチャージサービスでも、TOKYU ROYAL CLUB会員は定期券と同様に2%に還元率がアップします。
時々しか電車に乗らない人でも、チャージの手間なく、かつポイントがもらえるお得な状態にしておこうという考え方で利用するのはアリだと思います。
- オートチャージの利用について
- 「PASMOオートチャージサービス」と「東急バスノッテチャージサービス」はそれぞれに申込みする必要があります。
- 「東急バスノッテチャージサービス」の申込みは、「PASMOオートチャージサービス」に申込み済みであることが前提になります。
被服費での東急ポイント格差 │東急のクレジットカード vs ポイントカード
このシミュレーションに登場する方は、どうやら大岡山にお住まいで、二子玉川に習い事に行く人のようです。帰りに寄り道しては、ちょいちょい服を買い足しているとします。
その想定で、被服費を東急カードでクレジット払いするのと、ポイントカード提示で現金払いでするのとで、獲得できる東急ポイントにどのくらいの差があるのか比較してみましょう。
こんな想定
- 二子玉川ライズ・ショッピングセンターで買い物をする。
- なんだかんだで、月に10,000円使っている。
クレジット 決済 東急カード | ポイント カード | 現金払い|
---|---|---|
東急 ポイント | 支払額(税込)の3% 300 pt | 200円(税抜)につき 1ポイント 50 pt |
総計(月) | 300 pt | 50 pt |
総計(年) | 3,600 pt | 600 pt |
ここでの差は大きくなりました。
何より年間で3,600円分のポイントが戻ってくるのは嬉しいですね。
また、二子玉川ライズ・ショッピングセンターでは、毎月25日を「フタコの日」として、東急カードのクレジット利用で東急ポイント還元率が5%になります(2%UP)。
仮に、年に3回ほどフタコの日に遭遇したとすると、年間総計は4,200ポイントになります。
検証結果 年間ポイント格差はかなり大きい│東急のクレジットカード vs ポイントカード
ここまでのシミュレーションでポイントを全部獲得した場合の年間の各総計を見てみましょう。
クレジット 決済 東急カード | ポイント カード | 現金払い|
---|---|---|
食費 | 23,520 pt | 3,840 pt |
PASMO 定期券 | 732 pt | 366 pt |
オート チャージ | 360 pt | 0 pt |
被服 | 3,600 pt | 600 pt |
総計 (年) | 28,212 pt | 4,806 pt |
その差は歴然。
今回のシミュレーションだけでも、東急のクレジットカードとポイントカードでは年間で「23,406ポイント」もの差が付きました。
このほか費用がかさむ光熱費も東急カードでの支払いにしたら、これより大きなポイントが得られることになります。