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【一人暮らしライフハック】冷凍庫生活のすすめ│自炊が続く、食費も節約。その他意外なメリットも!

自炊生活の維持って、なかなか難しいですよね。

コロナ禍以降、テイクアウトも充実しているのでついつい買って帰りたくなります。
でも、やっぱり気になるのが健康面。

どうしても塩分は多めになるし、野菜も不足気味になります。
かといって、外食やテイクアウトで野菜をしっかり摂ろうとなると、今度はコストがかさむというジレンマ。

また、パッと買って手軽に食べられるものは炭水化物の占める割合が高く、ダイエット的にも好ましくありません

栄養と節約の両面で良いバランスを取るには、やっぱり自炊生活をキープする必要がありそうです。

ナシコ

でも、疲れてるのに面倒くさい!

と堂々巡り・・・ですよね。

そこで、この記事のテーマはこちら。

自炊が続く』『食費が節約できる』、その他にも実はメリットが多い冷凍庫をメインにする【冷凍庫生活】の具体的方法とメリットについて

目次

【一人暮らしライフハック】自炊が続く!【冷凍庫生活】で毎度の「下ごしらえ」から卒業

【冷凍庫生活】についてご紹介する前に、まずはじめにアタマの整理をしましょう。

一体なぜ、自炊は億劫なのか?

それは、きっと、下ごしらえ後片付けのせいだと思います。

つまりは下の赤線の部分が億劫ということです。

まな板を用意して、野菜や肉などの具材を切る

フライパンや鍋で焼いたり煮込んだり、味付けしたりする

食器、まな板、フライパンや鍋を洗って片付ける

中でもやっかいなのは「下ごしらえ」ではないでしょうか。

なぜなら、ただでさえ面倒臭いのに、一人暮らしの場合にはさらに
狭いキッチンゆえの「下ごしらえ」スペースの確保問題と格闘する二重苦が待っているからです。

ザル、まな板などの調理器具や切った具材の置き場を同時確保するのは、狭いキッチンではそう容易いことではありません。筆者も若かりし日に、何か良い方法はないものか?とよく頭を悩ませたものです。

でも実は、この「下ごしらえ」はなくすことができます。
正確に言えば、下ごしらえのない日を作れるということです。

提案1

料理の度の「下ごしらえ」をやめてしまおう!

具体的には、料理する度に「下ごしらえ」するのを止めるのです。
そうすると、自炊に伴っていたストレスがひとつ減り、それだけでネガティブさは随分軽減されます。

「下ごしらえ」をなくすと、実はもう一つ良いことが起きます。

芋づる式に 後片付けも楽になる!

下ごしらえを止めると、ザルやまな板など、洗うのも干すのも厄介な大物が毎回は登場しなくなります。

まな板を用意して、野菜や肉などの具材を切る

フライパンや鍋で焼いたり煮込んだり、味付けたりする

食器、まな板、フライパンや鍋を洗って片付ける

セツヤくん

でも、下ごしらえをしないでどうやって料理するの?

その答えが、《冷凍具材》ストックです。
都度「下ごしらえ」しない料理生活では大きな役割を果たしますので、ぜひ読み進めてくださいね。

提案

都度「下ごしらえ」しなくて済む冷凍具材》ストックをはじめよう!

冷凍具材》ストックといっても、よく料理本で見かけるような、カットした肉、野菜などの具材を調味ダレに漬け込んで一緒に凍らせるやり方ではありません。

それも試したことがありますが、リピートしませんでした。

漬けこむことで、食材によっては変質している感じがして、正直あまり美味しいとは思えなかったこともありますが、リピートしなかった一番の理由は「その日の気分で味付けしたかったから」です。

中華っぽくしたいな…
サッパリさせたいな…
イタリアンが食べたいな

味って、その日その時に決めたくありませんか?

調味液と具材をいっぺんに凍らせる方法だと、その日の気分は尊重されなくなってしまうので、わたしには合いませんでした。

ナシコ

でも、作業のストレスからは解放されたい!

そんな思いではじめたのが、都度「下ごしらえ」しなくて済むように、具材だけ「まとめ切り」しておいて、冷凍する《冷凍具材》ストックなのです。

『買い出し』した日や翌日、鮮度が高いうちに、気合いを入れてひたすら切って『冷凍ストック』します。味はつけません。素材のまんま凍らせます。

自画自賛ですが、これが本当に便利!!

夕方になって「あぁ、晩御飯を作らなくちゃ…」と憂鬱になってきても、冷凍庫に具材のストックがあると思うと随分気分が違います。

何を作るかイメージが湧かないと余計に腰が重くなりますが、冷凍ストックがあるとアレとアレで1品できるな…とイメージも湧きやすくなります。

何より、使いたいときにパっと取り出して、ササっと必要な分だけ使えるところが本当に便利!

それはそれで面倒だよ!とのご意見もありそうですが、毎回の料理の下ごしらえを数回に減らせるだけで、実は負担の軽減効果が大きいことを身をもって知っている筆者としては、やはり実感を込めて冷凍ストック生活をおすすめします。

一人暮らしなら、イメージとしては月2回、ファミリー世帯なら週1でしょうか。

月に数回だけ、腰掛けて、テレビでも見ながらテーブルでのんびりと、ひたすら切る!切る!切る!

キッチンで立ったままやろうとすると大変ですし、一人暮らしの方は「下ごしらえ」スペースの確保問題もあります。だから「今日は切る日」と開き直ってあえてのんびりと座ってテーブルで切るのです。
そうすると、さほど苦ではありませんよ。

【一人暮らしライフハック】自炊が続く冷凍具材》ストック│《おすすめ食材》と《作り方・使い方》

【冷凍具材】に おすすめの食材

冷凍すると食感が変わってしまう食材がありますが、以下の食材は冷凍に向いていてとても使いやすいです。

  • エリンギ、えのき、まいたけ、しめじ等のきのこ類
    洗わず使えて、手でちぎればいいので簡単です。
  • ニラ・・・3cmくらい長でカット
  • タマネギ・・・みじん切り、薄切りスライス、くし切り
  • ニンジン・・・千切り、輪切り
  • ねぎ・・・小口切り
  • しらす
    • 固まって凍ると扱いが厄介です。冷凍途中での揉みほぐし作業をお忘れなく!
  • ・・・1口大
    • 1回分をだいたいの目安でいいので、小分けにラップ。
    • スキンパック(真空パック)の鶏肉が便利です。パックのまま冷凍して、パックのまま水に浸して解凍したり、パックのまま低温調理したり、イロイロ便利です。

ちなみに、ほうれん草、小松菜等の葉物は、おいしく凍らせるのが意外と難しく、売っているもののほうが割安な場合が多いので、買うのがおすすめです。

【冷凍具材】の 作り方

作り方はいたって簡単。

  1. 切る(一口サイズ。テキトーでよい)
  2. ビニール袋に入れる
    • 水気があるとくっついて凍ってしまうので、ビニールの中に布巾や紙ナプキンを入れて“振り振り”して水気を取ります。
    • 中身が見えにくいものに入れると、永遠に凍らせたままになる可能性大。ビニール袋なら使いきったら、ゴミ捨てに利用できておすすめ。
  3. 冷凍庫に入れる
  4. 2、3時間後くらいにいったん冷凍庫から出してモミモミほぐす(パラパラに凍らせるため)
    • 固まって凍り付いてしまうと、使い勝手が悪く、便利さが半減しちゃいます!
    • しらすは凍るまでに時間がかかります。半日くらいおいてモミモミしてください。
  5. 冷凍庫に戻す

【冷凍具材】の 基本の使い方

  • 野菜は凍ったまま使います。
  • お肉は解凍してから使います。

野菜は普通にフライパンで炒めてもよし、お鍋に放り込んでスープにしてもよし。

しらすは冷凍途中のモミモミを怠らずにパラパラに仕上げられると、朝パパっと「しらすピザトースト」にしたり、冷ややっこに乗っけたり、使い勝手がよく重宝します。

お肉は、解凍するだけで切る必要のないひき肉や手羽元をついつい多用してしまいます。

野菜よりも肉のほうが、もっとまな板を出動させたくありませんよね。洗うのが大変ですから。

ちなみに、カボチャも凍らせておくと便利です。
ただし、注意が必要です!生のまま冷凍すると臭くなります。

  • 買ってきたかぼちゃブロックを丸ごと少し濡らして丸ごとラップしてチン
  • 柔らかくなったカボチャをスプーンですくって製氷皿に入れて凍らせるのがおすすめ!
    • 面倒な人は、皮ごと一口大にカットして、ビニール袋に入れて凍らせるのがおすすめ!

製氷皿に入れっぱなしだと、忘れてしまって…結局使わないということになりがち。凍ったらビニールへ。

【冷凍具材】を使った 調理例

  • 大き目のカップに、水と好きな冷凍野菜を入れてレンジでチン(以下、レンチン)。
    塩、しょうゆ、中華だし等で、好きに味付けすればスープのできあがり
  • フライパンに少し油をひいて、冷凍野菜をパラパラ入れてサッと炒める。
    • 冷凍野菜は火の通りが早くなり、時短効果もあります。

肉や魚などの総菜は売っていますが、野菜がたくさん摂れる惣菜は多くありません。

疲れた日は、肉や魚の総菜だけ買ってきて、野菜の冷凍具材で簡単なスープにして、冷凍ごはんをチンすれば、立派な1食になりますよ!

とても便利で、自炊のストレスがかなり軽減されるので、冷凍具材》ストック生活を試してみてくださいね。

次に、冷凍具材のストックによる自炊の負担軽減効果だけじゃない、冷凍庫をメインに据える【冷凍庫生活】のメリットご紹介します。

【一人暮らしライフハック】冷凍庫生活の節約効果と、それだけじゃない意外なメリット

【冷凍庫生活】にするもうひとつの大きなメリットは、ついでに節約効果が得られることです。

【冷凍庫生活】の一つ目のメリット│食品ロスが出にくい

明日の自炊に…と食材を調達したものの・・・

  • 仕事で遅くなって疲れちゃって
  • 急な誘いでつい外食してしまって
  • うっかり忘れていて

冷蔵庫を開けたら食材は痛んでしまっていて結局捨てるハメに・・・というのは、冷蔵生活あるあるではないでしょうか。でも、冷凍庫生活なら、ロスはほぼ出ません。

買ったものを捨てない、これも立派な節約です。

【冷凍庫生活】の二つ目のメリット│まとめ買いによる節約効果が大!

買い出しをお得な日にまとめることで節約効果は大きくなりますが、もっというと、お得な商品に的を絞って大量購入すれば、節約効果はもっと高くなります。

節約効果を倍増させる冷凍庫生活ポイント
  • 「ポイント還元率の高い日」や「特売日」などのお得な日にまとめ買いする
  • お得な商品に的を絞って大量購入する
  • ニラの特売日に、ニラを大量購入できるのは【冷凍庫生活】ならではのメリット。

物価高の今だからこそ、安い時に大量購入して、凍らせておいて便利に使う!これこそライフハックです。

レシピありきで食材を調達するのではなく、特売日にお得だったものを買い、それを上手く使いこなすのがおすすめです。

そのための調理・調味のアイデアパターンなどはこちらから

【冷凍庫生活】の三つ目のメリット│ゴキブリを引き寄せ生ゴミの悪臭とサヨナラできる

  • 野菜カスや肉片を調理後にすぐ冷凍すれば、生ゴミじゃない!
  • 悪臭とは無縁になれて、ゴキブリも引き寄せない

ゴミ置き場にいつでもゴミ出しできる一人暮らし向け物件はそう多くないと思います。
ゴミ収集日までどうにか凌がなくてはいけませんが、【冷凍庫生活】ならこの問題も解決できます!

野菜カスや肉片を冷凍すれば、生ゴミではなくなり、腐敗による悪臭発生を防げます。

冷凍庫はゴキブリ対策にも一役買ってくれるのです!

腐敗が進んで、嫌なニオイが出だしはじめたら完全に生ゴミですが、切った直後はただの野菜カスや肉片ですから汚くもなんともありません。

すぐビニール袋に入れて(気になるなら二重にして)、冷凍庫で保管すればゴミ化を防げます。

  • ちなみにゴミの出し忘れも一人暮らしあるある!

出し忘れても生ゴミじゃなければ痛手は少なくて済みます。
一人暮らしの方には特に【冷凍庫生活】がおすすめです☆

一人暮らしのゴキブリ対策がまとめて全部わかる記事はこちら

【冷凍庫生活】の四つ目のメリット│災害時の停電にも強い

冷凍した食材は、停電したときにもしばらく低温状態が保てて、完全に解凍されるまでに時間が稼げます。

災害などで停電しても、低温状態が長くキープできるので、防災時には冷蔵より被害は少なくなります。
夏場に通電できなくなった場合は特に、冷蔵生活よりロスの発生を抑えられます。

冷凍生活であれば、仮に解凍状態になってしまったとしても、しばらくは冷蔵状態を保てますよね。

一人暮らしこそ、《冷凍庫生活》がおすすめ

賃貸のアパートやマンションに備え付けの小さな冷蔵庫があれば、冷蔵はそれで十分。
買うなら冷蔵庫ではなく、冷凍庫が断然おすすめです。
備え付けのミニ冷蔵庫がないという方でも、冷凍庫のみ購入して割り切って生活するのもありだと思います。

冷凍庫オンリーにはちょっと抵抗ありますか?
大丈夫。買い物の仕方を意識すれば不便はありません。

例えば、デザートは今日食べる分しか買って帰らない。帰ってすぐに食べなくても即痛むことはないでしょう。
食べる直前に凍らない程度に冷凍庫に入れて冷やしてもいいですよね。

お風呂上りに飲むビールも、特売日に買って常温で保管しておいて、飲む30分前に冷凍庫に入れればキンキンですよ。

栄養価が高く、一人暮らしでは大事な栄養源となる卵だけ冷凍できるのか?が気になりましたが、調べたところ、卵も冷凍OKでした!

殻のまま一晩冷凍した生卵を電子レンジの解凍モードで解凍して、卵かけごはんにしてみると、黄身はねっとり、白身はサラサラで新しい美味しさ! 黄身だけ醤油などで食べて、白身は味噌汁やスープに入れて加熱するのもおすすめです。卵は凍ると中身が膨張して殻が割れるので、冷凍用保存袋に入れて冷凍しましょう。

冷凍すると殻が割れて菌が繁殖しやすくなるので、生食する場合は凍ったらすぐに食べてください。解凍後も時間をあけずに食べましょう。冷凍して数日経過した場合は、念のため加熱するほうが安心です。(※生卵を器に割入れてレンジにかけても爆発する可能性があるため、注意しましょう)

ニチレイ ほほえみごはん

実際にやってみました!

確かに、殻がヒビ割れました!粉々になるというわけではなく、縦にピーっと線が入る感じです。
ジップロックなどに入れてから凍らせましょう。

そして、食感!おもしろい!
ねっとり、コクが増すような感じです。

殻を剥いて、ある程度解凍したら、白身は味噌汁に入れて火を通して食べ、黄身は1時間程度、めんつゆに漬け込んでおにぎりの具にしてみました。
とろりん卵黄のおにぎり、とっても美味しかったです。

ニチレイさんの記事にあるように、雑菌が繁殖しやすいようなので、長期間漬け込むのはリスキーかもしれません。

おすすめ冷凍庫

冷凍庫を買う前に、いったい何をチェックしたらいいの?と戸惑いますよね。
以下、あったほうがベターな機能をリストアップしました!

スペック KeyWord
  • 前開き
  • 自動霜取り
  • 引き出しクリアケース
  • 耐熱トップテーブル
  • 静音
  • 前開き
    上開きタイプは冷凍で”長期保管する”ことにだけ重きをおく場合には不便はないと思いますが、日常的に出し入れする場合、奥底にあるものを探すにも取り出すにも不便で、何より冷気が逃げて省エネではありません。普通の冷蔵庫と同じ前開きタイプのほうが使い勝手がよさそうです。
  • 自動霜取り
    大量の霜が発生して、保存スペースを浸食してくるのはストレスです。ヘタすると食材を取り込んで霜が付いたりします。自動霜取り機能が付いているものを選ぶことをおすすめします。
  • 引き出しクリアケース
    何をどこに入れたかが分からなくなると、間違いなく永久冷凍状態になります。手軽に使うための『冷凍具材』ですから、中身が把握しやすく、かつ引き出せて奥まで確認がしやすいものがおすすめです。探しやすさは節電とも密接にリンクします。
  • 耐熱トップテーブル
    省スペースは一人暮らしのテーマの一つでもあります。防災上、一人暮らしで物を積み上げる収納法はあまりおすすめしませんが、とはいえ冷蔵庫の上にレンジ等の家電を置くことができるかどうかも結構重要です。
  • 静音
    ワンルームではキッチンに冷凍庫がおけず、リビングに設置する場合も少なくありません。そうなると、寝食のエリアにある家電の音は気になるものです。静音設計かどうかもチェックしておきたいスペックです。

【冷凍庫生活】は、時短・健康・節約の三拍子が揃っています。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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