一人暮らしをはじめるときの準備で、いろいろなものを買い揃えると思います。
トライ&エラーを繰り返し、少しずつベストを揃えていくのもよいですが、はじめからよりベター、できればベストな選択をしたいもの。
今回は【一人暮らし】での家具・家電、生活用品の買い揃え準備に役に立つライフハックをお届けします。
いろいろな考え方、選択肢がありますが、わたしの中ではっきりと結論の出た、推したい理由がはっきりと説明できるアイテムを取り上げていきます。
洗濯機の “縦型orドラム式” は意見の分かれるところですが、わたしは縦型派です。
ただ、なぜか?ははっきり説明できませんので、今回は見送らせていただきます。
- 買い揃えの失敗例
- 数十年をかけて至ったわたしの結論(ベストチョイス)
【失敗】冷蔵室メインの冷蔵庫 ⇒【ベスト】冷凍室メインの冷蔵庫
冷蔵庫といえば、当たり前に冷蔵室が一番大きく、どちらかといえば冷凍室はサブ的な位置づけ。ですので、自ずと冷蔵保存がメインとなるのが一般的です。
わたし自身、冷蔵メインの生活を送ってきました。
振り返れば、一人暮らしの頃からちょこちょこと食品ロスが発生していました。
- 忙しくて、買ったこと自体をすっかり忘れてしまって…
- 疲れちゃって、ついつい炊事をサボって惣菜を買って済ませてしまうのが連日で…
「あれ?そもそも冷蔵じゃなく、冷凍にすればいいんじゃない?」
そう気づいたのは、野菜売り場のほうれん草が品切れだったことがきっかけでした。
ほうれん草がないことにガッカリしながら冷凍コーナーをふと見ると”冷凍ほうれん草”の文字が。
「あら、こんなのあったのね。」と手にしてからその便利さに目からウロコでした。
そして、「他の物も冷蔵じゃなく、冷凍にすればいいんじゃない?」という思いに至ったのです。
以来、筆者は冷凍メイン生活を今も続けています。
一人暮らしあるあるの食品ロスも解決する『冷凍メインの生活』がベスト
要は冷凍メイン生活というのは、冷蔵室で食料を保存するのではなく、買ってきた食材を切って凍らせて保存する生活です。
冷凍メイン生活は良いことづくめです。例えば以下。
- 食品ロスがほぼ出ない
- 急いでいるときに、パっと手軽に料理がつくれる
- 都度まな板や包丁を使わなくて済むので片付けも少なく時短になる
- 節電にも効果的
- 冷蔵室には最低限の物、冷凍室には常にギュウギュウになるほどに食材を保管
- 生ゴミの悪臭とは無縁
- 野菜や肉のクズを切ったらすぐ凍らせて、生ゴミ化させない
- 停電時、食品が傷むまでに時間稼ぎができる
残念ながら現状は冷凍室メインの冷蔵庫ではないのですが、次に買い替えるタイミングで冷凍室メインの冷蔵庫、もしくは小さな冷蔵庫と大きな冷凍庫の併用を検討しています。
もし、今わたしが一人暮らしだったら、冷凍庫オンリーで暮らすかもしれません。
冷凍メイン生活の『利点』『やり方』について詳しく知りたい方はこちら
【失敗】収納ベッド ⇒【ベスト】足高ベッド
一人暮らしするときに親が買ってくれたベッド下に引き出し収納が付いているベッド。
せっかく買ってもらったのに申し訳ないのですが…
便利といえば、便利。でも正直、見掛け倒しの収納力でした。
なせなら、枠組みが幅を取っており、収納に充てられる空間が意外と少ないからです。
まず、ベッドフレームは、寝ている人間とマットを支え、さらに引き出し(箱)を引き出す支えなくてはなりませんので、それだけ頑丈な造りになるということです。
また、かつ引き出し(箱)自体も物を収納するに堪える丈夫さを備える必要があり、ガッチリした構造になります。
だから、実際に物を納めるスペース(引き出しの内寸)が実はさほど大きくないのです。
ベッド下を収納スペースに充てることで貴重なスペースを有効活用するという発想自体は理に適っていて賛同できるのですが、上記のデメリットを考えると、造り付けでなくていいと思いました。
省スペースと収納スペース確保が同時に叶う『足高ベッド』がベスト
使用イメージはこんな感じ
足高ベッドのよいところ
普通のベッドと足高ベッドを比較してみると、その利点がよく分かります。
足高ベッド | 普通のベッド | |
---|---|---|
通気性 | 通気性がよりある | 通気性はある |
ベッド下の 収納力(活用度) | 収納力がある | 収納できるが狭い |
掃除のしやすさ | 掃除しやすい | 掃除しづらい |
縦にスペースを有効活用するためのベッドの選択肢として、二段ベッドの上段くらいの高さになっていて、下にソファや収納を入れられるタイプのものもありますが、地震のときの転倒リスクや、逃げにくさを考えるとあまりおすすめしたくありません。
足高ベッドはどう使える?足高ベッドのおすすめは?を知りたい方はコチラ
【失敗】バスタオル ⇒【ベスト】フェイスタオル
一人暮らしでは、夜の帰宅になるのでやむを得ず“部屋干し”にするという方が多数派でしょうか。
でも、部屋干しでキチンと乾かすのって結構大変です。
中でも一番厄介なのはバスタオル。
乾きにくい上に、干しづらい。本当に最悪です。
まっすぐに垂らして干したくても、干し場所によっては長いバスタオルは下についてしまい、仕方なく4つ角を留めてUの字状にして干す等、あれこれ工夫が必要になることも。
また、大きなバスタオルは収納するにも場所をとります。
乾きにくいとなると、スペアもいくらか必要ですし、ますます収納スペースが必要になるという悪循環。
ふと、「だったら、バスタオルをやめてしまえばいいのでは?」と思い立ちました。
一人暮らしには、バスタオルではなく『フェイスタオル』がベスト
ものすごいロングヘア、もしくはものすごく毛量が多いという方でなければ、お風呂上りの水気を拭き取るのは、実はフェイスタオルで十分です。
収納スペースが限られる一人暮らしでは、コンパクトに収納できるし、メリット大でおすすめです。
吸水力の高いタオル等、最近ではいろいろな機能性を持たせたタオルが販売されています。
ちなみに我が家の愛用品はこちら
- 天然コットン100%
- 速乾性が謳われており、確かに乾きが速いと思います
- タオルは何度も洗うとパサっとしがちですが、このタオルはやわらかさがあまり変わりません
- 高品質なのにお値段がかわいいのが何よりうれしい
- 普通のタオルよりも肉厚でふっくらとしています
【失敗】プラスチック製の洗濯物干し ⇒【ベスト】ステンレス製の洗濯物干しに手を加える
ガサツでせっかちな筆者は、洗濯物干しから衣類を取り外すときは、引っ張って一発で済ませたいわけです。
でも、そうするとプラスチック製の洗濯物干しのピンチ(洗濯ばさみ)は結構な確率で取れてしまいます。
ピンチの留め具部分が折れる、もしくは根元から外れて洗濯物のほうにくっついてきてしまいます。
うーん
わたしのようなニーズに応えて、引っ張って外してイイですよ!という商品もいくつか出ているようですが、引っ張ってすぐに取れるということは、ホールド力が弱いということのようです。口コミで「重い物は落ちやすい」というコメントをいくつか見かけました。もう一つ気になったのは、「引っ張って取れるのはいいけれど壊れやすい」というコメントです。フレームごとすぐに壊れられても困ります。
うーん
また、プラスチック製は数年で劣化します。
外に出しっぱなしにしていなくても…です。
以前使っていたフレームは時とともに白っぽく変質し、最期は洗濯物の重さに負けてひび割れて壊れてしまいました。
粗大ゴミにすると面倒なので、足で踏んでバキバキと割って小さな破片にして処分しましたが、とても面倒でした。
うーん
そこで、アルミフレームの洗濯物干しにチェンジしてみました。
これなら劣化しないだろうと買ってみたものの、今度はアルミのピンチのホールド力の弱さに涙。
ジーンズなんて絶対にぶら下がらず、スルリと落ちてしまいます。
ホールド力に関しては、プラスチック製ピンチの圧勝です。
さらに、アルミのピンチには、ピンチ同士で絡まるという致命的な欠点も。
チーン
引っ張って一発で外せて、かつそれでも壊れず劣化もしにくい、かつ重い衣類もホールドしてくれる…
それはわたしのワガママのようです。
一生懸命に探しましたが、わたしの願いをかなえてくれる商品はどうやら世の中に存在しないようでした。
そんなこんなで辿り着いたのが、カスタマイズ。
ステンレス製のフレームからステンレス製ピンチを全部外して、結束バンドでプラスチック製のピンチに付け替えました。
※ステンレス製の洗濯干しから外したピンチは、本体との接続部分がリングなので、ポール等に通すことができ、また錆びないので、別の用途でめちゃくちゃ使えます!捨てないで取っておきましょう。
これで完璧でした!
と言いたいところですが、結束バンドも劣化しますので、時が経つとブチっと切れてしまいます。
また結束すればいいや…と開き直って、取れては結束し…取れては結束し…を繰り返していました。
まぁいいけど…ベストではない。
そんな折、ステキな商品を発見しました!
なんとステンレス製吊り金具が付いているプラスチック製ピンチがあったではありませんか。
良いトコ取りです!
洗濯干しのフレームは『ステンレス製』がベスト
ピンチは『吊り部分がステンレスのプラスチック製』がベスト
結束の日々からの解放…
フレームはこういうもの
ピンチはこれ
【失敗】プラスチックの収納ボックス ⇒【ベスト】かぶせ蓋付きクラフトボックス
細々したものを収納するアイテムの候補として、まず最初に挙げられるのはプラスチック製の収納ボックスでしょうか。
オープンタイプから、蓋付きのものまで様々な収納ボックスが店頭に並びます。
だいたいの製品がスタック可能です。
スタックできるということは、空間を縦に利用できるということ。
限られた空間をどれだけ上手く活用できるかが重要な一人暮らしにはありがたいデザインです。
スタック収納ボックスは、収納して、そこに置いておくにはベストといえます。
ただ、出し入れするのには向いていないというジレンマがありました。
「スタック収納ボックス」の下の“箱の出し入れがしにくい”ジレンマ
例えば、蓋付きの収納ボックスの場合。
積み上げた収納ボックスの下の方にある“お目当てのボックス”を取り出したいと思ったら、基本的に上の箱をどかさなければなりません。
下の箱を引っ張り出すのは難しい造りになっているからです。
蓋の凹みは上に重ねたボックスが滑り出すのを防ぐためのものなので、引き出したい場面では負の効力を発揮します。
引き出そうと頑張ると、乗っかっているだけの蓋がズレて厄介なことになることもしばしば。
上の箱に重量がある場合には、なおさらです。
蓋のないオープンなスタックボックスの場合も、下のボックスを取り出すのは、同様に厄介です。
下の箱を取り出すには、やはりいったん上の箱をどかす必要があるのです。
でも!なんでもパっと素早く済ませたいせっかちな筆者には、これは結構なマイナスポイント。
できれば上の箱をいちいちどかさず、下の箱をサクっと引き出したいと願います。
じゃあ、引き出しタイプの収納を選べばいいじゃない。
と思うかもしれませんが、そこにもジレンマがありました。
引き出し性能と収納力が反比例の関係にある「引き出し収納ボックス」のジレンマ
引き出しをスムーズに引き出すためには頑丈なフレームが必要となり、そのフレームが意外と幅を取ります。
つまりフレームのせいで見た目よりも収納力がない場合が多いのです。
かといってフレームを華奢にすると、引き出す動作に引っ張られ、フレームごと動いてしまうので、引き出す時にフレームをおさえなくてはいけないストレスに晒される事態が発生します。
クラフトボックスの引き出しタイプを以前使っていましたが、引き出す度にもう片方の手でしっかりフレームを押さえなくてはならずにイライラして使うのを止めてしまいました。
収納アイテムは、美しく保管できることだけでは、やはり不十分。
必要だからこそ所有しているわけで、必要な時に取り出ししづらいのではストレスになります。
見た目も良く、取り出しやすさも兼ね備える物って何か?行き着いたのが…
収納アイテムは『かぶせ蓋付きクラフトボックス』がベスト
100均やイケア、ネットでも結構見かける、かぶせ蓋の着いたクラフト(紙製)ボックスが使い勝手が良いことに気付きました。
下にある箱を手前に引き出してすぐに取り出したいというわたしの希望を叶えてくれます。
それ以外にもおすすめしたいポイントがたくさんあります。
おすすめポイント
- お目当ての箱の上に他の箱が乗っていても、取り出しやすい
- しっかり噛み合わさるかぶせ形式の蓋なので、取り出すときに蓋がズレない
- 形状によるスタックへの制約がなく乗せるだけなので自由度が高い
- カラーやデザインで、インテリアのアクセントとして遊べる
- 比較的安価
- ボックス自体が軽い
- ほこりが入らない
- きっちり閉じられるので虫の侵入や、防虫剤やハーブなどを入れて虫よけの対策もできる
- 軽いので、地震などで崩れたとしてもリスクは高くない
- 劣化したときに処分しやすい
マイナスポイント
- 形状的なストッパーがないので滑り出しやすい
- ガラス製など、壊れやすい物の保管には不安が残る
- 重すぎるものを入れて、他の箱の上に乗せるとつぶれる場合がある
一人暮らしでは、限られた空間をどれだけ上手く活用するかが重要です。
物に占拠された部屋は息苦しいので、物の居場所はギュッと圧縮し、自分の居場所となる空きスペースをいかに確保できるかが、居心地の良い部屋づくりのカギになってきます。
- 空間を縦に上手く使って、少しでも収納にとられるスペースを圧縮したい
- 空きスペースをフル活用したい(デッドスペースはつくりたくない)
というニーズにもバッチリ応えてくれます。
形状的な理由でのスタックの制約がないので、自分の好きなように積み重ねることができます。
ちなみに、先ほどご紹介した足高ベッドのベッド下の隙間を埋めるように収納ボックスを配置してスペースを有効に活用することもできます。
こういう場合、縦の空間だけでなく、奥行きも最大限に活用したいものですが、さすがに長細い『かぶせ蓋付きクラフトボックス』はあまり見かけません。そんな時にも便利なアイテムがちゃんとあります。
キャスターがついた「すのこ」です。
キャスター付き「すのこ」の上に収納ボックスを乗せれば、丸ごと引き出してスムーズに物を出し入れすることができます。
まとめ
この記事でご紹介したことをまとめます。
- 一人暮らしあるあるの食品ロスも解決する『冷凍メインの生活』がベスト
- 省スペースと収納スペース確保が同時に叶う『足高ベッド』がベスト
- 一人暮らしには、バスタオルではなく『フェイスタオル』がベスト
- 洗濯干し、フレームは『ステンレス製』がベスト
ピンチは『吊り部分がステンレスのプラスチック製』がベスト - 収納アイテムは『かぶせ蓋付きクラフトボックス』がベスト
【一人暮らし】の買い揃え準備に役に立つライフハックをお届けしました。