別の記事でご紹介した、『《冷凍具材》をストックする生活』と両輪の関係にあるといえる、『レシピを見ない【自炊生活】』について今回は取り上げていきます。
自炊が続くもう一つのライフハックです。
さて、前回《具材冷凍》生活のメリットについて、その一つを以下のようにご紹介しました。
- 月に数回の買い出しを「ポイント還元率の高い日」や「特売日」にまとめること、お得な商品に的を絞って大量購入することで、お得をより増幅させることができます。
- 例)ニラの特売日に、ニラを大量購入できるのは【冷凍庫生活】ならではのメリットです。冷蔵庫生活ではできません。
レシピありきで都度食材を調達せず、買い出しに行った日にお得なものをなるべく多く買って、冷凍ストックしておく生活をおすすめしました。
- そしてそれは、買ったものありきで料理するという前提になります。基本はノーレシピです。
- レシピ通りに買い出しをすると基本的に高くつきますが、家にあるものを上手く使って料理をすることができると、かなりの節約効果があります。
この前提で自炊生活を送る上で、いちばん大切なのは細かいことを気にしないことです。
何分?とか
何グラム?とか
大匙何杯?とか
一切封印しましょう。そんなこと、いちいち気にしません。
お金をもらって誰かに提供するわけでもなし、どうせ自分が食べるんだから、火が通っていて、ある程度美味しければ十分です。
一気に調味料を入れずに少しずつ味付けして、味見すればよいのです。
肉は赤ければ、もう少し火を通せばいいだけのことです。
さ、気楽にまいりましょう!
とはいえ、ある程度イメージができないと『レシピを見ない【自炊生活】』に踏み込めないという方のために、今回は、『レシピを見ない【自炊生活】』の調理・調味のアイデアパターンなどをご紹介していきます。
レシピを見ない【自炊生活】のための《手間なしおすすめ食材》例
まずは、置き場確保も、後片付けも厄介なまな板を使わないで済む “神” 野菜からご紹介します。
そもそも切る必要がない野菜
- もやし
- 大皿にもやしを乗せて、その上に豚バラを乗せて、冷凍小ネギを振りかけて、ラップしてチンしたものをポン酢に付けて食べると美味しいですよ。あっという間にできあがり。
- 雑な筆者は、袋を開けたらそのまま水を注ぎ入れ、口をギュッと握って閉じ、ゆさゆさ振ることでもやしを洗い、口をゆるめて水を捨てるという、ザルさえ使わないズボラな下ごしらえをしています。
- チンの時間もお使いのレンジによって違いますし、自分で試して把握していきましょう。豚肉が赤くなくなったらそれで良しとしましょう。
- なす
- ちゃっと濡らして、ラップしてチン。トマトと一緒に、ごま油 & 酢 & 醤油で和えてサラダに。
- 魚焼きで丸ごと焼いて、皮むいて、おかか & 醤油かけておしまい。ポン酢でも。
- オクラ
- チンして、おかか & 醤油かければ一品。
- スプラウト
- 洗うだけの手軽さの割に、栄養価も高いようです。
ちぎれる野菜
- レタス等、葉物
- レタスは当然ですが、キャベツも生で「味噌マヨ」や「塩&ごま油」をつけてバリバリ食べれば手間なしです。
- きのこ
- まいたけ、しめじは手でバラすだけ。エリンギも手で割くことができます。ホイルに放り込んで醤油をチャーっと回しかけて、閉じてトースターや魚焼きグリルで焼けばヘルシーで美味しい一品です。味噌マヨやチーズとの相性も◎。
はさみで切りやすい野菜
- 豆苗・かいわれ
- 食べた後、水に漬けておけば、数日でまた芽を出して再生してくれる、一人暮らしの友。
- ニラ
- 小ネギ
次は、肉・魚。
真空パウチの鶏肉
真空パウチで売られている鶏の胸肉を、常温に戻して、パウチのまま熱湯を入れた炊飯ジャーに入れて、保温ボタンをオン。放置すること数時間(私はだいたい一晩放置)で、しっとり柔らかサラダチキンのできあがりです。
常温に戻さず、冷たいまま入れてしまうとギュッと身がしまって硬いチキンになってしまいます。
※取扱いに注意して、自己責任でお願いします。夏場は特に注意。
買ったままのパウチ丸ごと加熱するので、当然味はついていませんので味付けしてくださいね。
塩コショウ、醤油、マヨ、なんでも合います。
チキンは、葉野菜、トマト、チンしたナスとの相性も抜群で、満足感のあるサラダに一瞬で変身してくれます。
ダイエットにもおすすめです。
<アレンジレシピ>
冷凍ほうれん草と、冷凍タマネギを先にサっと炒めて、水を入れます。沸いたらカレールーを投入して、仕上げにチーズとほぐしたこのチキンを入れて混ぜ、全体が温まれば『ほうれん草とチキンのチーズカレー』のできあがり。火を通しすぎるとせっかくのやわらかチキンが台無しなのでご注意を。
冷凍アサリ(むき身)
貝殻のない、身だけの冷凍アサリが売られているのですが、これが重宝します。
冷凍しておいたタマネギと一緒に煮て、醤油、酒、砂糖などで甘じょっぱく味付けして、火が通ったら、溶き卵を回しかけて軽く火が通る程度でゴハンに乗せれば、あっという間に深川丼ができちゃいます。
魚の刺身
焼くとニオイもすごいし、刺身なら手間もいらないので一人暮らしにはもってこいの食材です。
味噌、酒、ちょっとの砂糖とネギをたたいて「なめろう」みたいにしてもいいし、醤油とみりんの液に軽く漬けておいて「ヅケ」にしてゴマをパラパラっとしてもいいし。
あとは、買ってきてすぐにホイルに適当な野菜と一緒に包んでホイル焼きにするのが、後片づけも簡単でオススメです。
レシピを見ない【自炊生活】のための、すぐ覚えられる簡単《味付けパターン》便利リスト
分量はテキトー。これが大事。
味付けは自分の舌との相談で決める。それでOKです。
量ろうとするから苦痛になるのです。そして自炊が嫌になる。
計量器具も、一人暮らしだと置き場に困りますし、ないほうがいい。
どうせ食べるのは自分なのだから、アバウトでよいのではないですか。適当にやっているうちに、自分好みの味と調味料の量が感覚で分かってきます。
調理しながら、ちょいちょい味見すればよいと思います。
一人暮らしでは、一発で味を決める必要なんてないのですから、複数回に分けてちょっとずつ味を足していけばOKです。
味付けは、だいたいパターンが決まっています。
そのパターンで味付けすれば、なんとなく、それっぽく、美味しくなります。
以下、組み合わせさえ何となく覚えていけば、配分はお好みでいきましょう。
和風
- 酒 & 醤油
- 酒 & みりん & 醤油
- 酒 & みりん & 砂糖 & 醤油
- 酒 & 醤油 & 酢 & ごま油
- 酒 & 醤油 & バター
- 酒 & 塩 & コショウ
- 酒 & マヨ & みそ
- 酒 & みりん & 味噌
中華
- 酒 & 中華だし(粉)
- 酒 & 中華だし(粉) & ケチャップ
- 酒 & オイスターソース
- 酒 & オイスターソース & 豆板醤
あと、定番で、しょうが、にんにくをかけ合わせると中華っぽくなります。
洋風
- 塩 & コショウ
- 塩 & コショウ & バター
- 塩 & コショウ & コンソメ
- 塩 & コショウ & コンソメ & バター
イタリアン
ガーリック & オリーブオイル & 塩 & コショウ
ガーリック & オリーブオイル & 塩 & コショウ & トマト(ペースト・カットトマト等)
ガーリック & オリーブオイル & 塩 & コショウ & バジル
韓国
- 酒 & 中華だし(粉)& コチジャン & 塩 & コショウ
- 酒 & 中華だし(粉)& コチジャン & 豆板醤 & 塩 & コショウ
ちなみに、ニンニクとナンプラーを入れ、甘辛にするとエスニックな感じがします。
ここにリストアップしたのは一例です。
とにかく、何となく美味しければよいと考えましょう。
自分が食べるので、厳密さは必要ありません。
ちなみに筆者は冷凍ストック生活をはじめてから冷蔵庫にはほとんど物が入っていません。
マヨネーズやソース、醤油などの最低限の調味料くらいです。
ちなみにドレッシングも買わずにつくります。
サラダに味をつけるのも超簡単だからです。
サラダに味付け☆混ぜるだけ
- オリーブオイル & 塩コショウ
- オリーブオイル & 塩コショウ & 粉チーズ
- ごま油 & 塩昆布
- ごま油 & 醤油
- ごま油 & おかか & 醤油
- ごま油 & 海苔 & 醤油
いかがでしたか?レシピを見ない【自炊生活】は難しくなさそうですよね?
楽なだけじゃない、節約効果☆絶大なレシピを見ない【自炊生活】に、ぜひトライしてみてくださいね!
冷凍ストック生活、時短、健康、節約。三拍子揃っています。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。