東急沿線だし、東急ストアを利用してるし、東急のクレジットカードを持ったほうがいいかもと思いつつ…
調べるのが面倒くさい…
という方のために、スタンダードな東急クレジットカード「 TOKYU CARD ClubQ JMB」についてトコトン解説していきます。
東急カードのきほん確認│TOKYU CARD ClubQ JMB【種類】と【違い】
いろいろある東急のクレジットカードの中で、スタンダードなのは以下の1〜3。東急のイチオシということ。
「 TOKYU CARD ClubQ JMB」という名称です。
- 各種TOKYU CARD ClubQ JMB
- 各種TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO
- 各種TOKYU CARD ClubQ JMBゴールド
- 各種TOKYU CARDゴールド
- 各種TOKYU CARD
- 提携カード
- JAL提携カード
- ANA提携カード
- 三菱UFJ銀行 提携カード
- 新規申込の受付を終了しているカードもありますが、既にお持ちの方のために敢えて掲載します。
- 2番の「各種TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO」には、その名の通りPASMO機能が付いています。
- 3番の「各種TOKYU CARD ClubQ JMBゴールド」は、他よりグレードの高いサービスが付帯されており、その分、年会費が高く設定されています。
- なお、「各種」としている理由は、それぞれが以下のようにさらに2つに分類されるからです。
- コンフォート機能あり
- コンフォート機能なし
つまり、こういうこと
1-1.TOKYU CARD ClubQ JMBコンフォート機能あり
1-2.TOKYU CARD ClubQ JMBコンフォート機能なし
2-1.TOKYU CARD ClubQ JMB PASMOコンフォート機能あり
2-2.TOKYU CARD ClubQ JMB PASMOコンフォート機能なし
3-1.TOKYU CARD ClubQ JMBゴールドコンフォート機能あり
3-2.TOKYU CARD ClubQ JMBゴールドコンフォート機能なし
コンフォートメンバーズ機能って?
知りたい方はタップ or クリック
《コンフォートメンバーズ》とは、全国の東急ホテルズでの宿泊時に、会員優待料金やレイトチェックアウトなどの特典を受けられる会員制サービスのことです。
もう一つの特典
ポ イ ン ト還元
会員には、全国の東急ホテルズの宿泊やレストラン・バーの利用に対してポイントが還元されます。
なお、もらえるのは、TOKYU POINTとは別の、コンフォートメンバーズポイントです。
- 全国の東急ホテルズの宿泊代金(サービス料込・税抜)100円ごとに5ポイント
- 全国の東急ホテルズ内のレストラン・バーの利用代金(サービス料込・税抜)100円ごとに5ポイント
ポイントの使い道
- 1ポイントを1円として、東急ホテルズでの支払いに利用
- 全国の東急ホテルズの宿泊、飲食およびその他付帯施設の支払いに利用できるギフトカードに交換
- 貯まったポイントを2,000ポイントごとに「TOKYU POINT」に交換(交換レート1:1=2,000ポイント)
- ブランドは、MastercardとVISAがあり、コンフォート機能付きはMastercardのみになります。
TOKYU CARD ClubQ JMB
相違点まとめ
その他、年会費も含めてその違いをまとめて確認してみましょう。
カード名称 | PASMO | コンフォート メンバーズ | ブランド | 年会費 | |
---|---|---|---|---|---|
1-1 | TOKYU CARD ClubQ JMB | Mastercard | 初年度無料 2年目以降 1,100円(税込) 家族カード330円(税込) | ||
1-2 | Mastercard VISA | ||||
2-1 | TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO | Mastercard | 初年度無料 2年目以降 1,100円(税込) 家族カード330円(税込) | ||
2-2 | Mastercard VISA | ||||
3-2 | TOKYU CARD ClubQ JMB ゴールド | Mastercard | 6,600円(税込) 家族カード1,100円(税込) | ||
3-2 | Mastercard VISA |
- 年会費は、ゴールドか、それ以外か、で違ってきます。
TOKYU CARD ClubQ JMB
ゴールドとそれ以外の違い
TOKYU CARD ClubQ JMB | TOKYU CARD ClubQ JMB ゴールド | |
---|---|---|
年会費 初年度 | 初年度無料※1 | 家族会員:1,100円(税込) | 本会員:6,600円(税込)
年会費 2年目以降 | 本人カード1,100円(税込) 家族カード330円(税込) | 家族会員:1,100円(税込) | 本会員:6,600円(税込)
東急ポイント (プレミアムポイント) | 0.5% (200円ごとに1ポイント) ↓ ご利用代金Web明細サービス を利用すれば 1% (200円ごとに2ポイント) | 1% (200円ごとに2ポイント) |
PASMO オートチャージ | 記名PASMOとの組合せで オートチャージ可能 ※2 | 記名PASMOとの組合せで オートチャージ可能 |
海外旅行保険 | 最高1,000万円 | 最高1億円 |
国内旅行 傷害保険 | 最高1,000万円 | 最高3,000万円 |
ショッピング プロテクト | なし | あり |
エアポート ラウンジ利用 | 不可 | 可能 |
JALマイレージ バンク機能 | あり | あり |
コンフォート メンバーズ機能 | Mastercardのみ | Mastercardのみ |
※1 TOKYU CARD ClubQからの切替の方の初年度年会費は、本人会員550円(税込)、家族会員1枚につき330円(税込)となります。
※2 TOKYU CARD ClubQ JMBの場合。TOKYU CARD ClubQ JMB PASMOは一体型なので組み合わせの必要がありません。
東急カード【メリット・デメリット】│TOKYU CARD ClubQ JMB
まず、TOKYU CARD ClubQ JMBでクレジット決済をすると、支払い額に応じて東急ポイントが還元されます。
もう一つのメリットは、JALマイルが貯められること。
TOKYU CARD ClubQ JMBの『JMB』とは、JALマイレージバンクの略なのです。
では、それぞれ詳しく解説していきます。
【メリット1】TOKYU POINT(東急ポイント)が貯まる
TOKYU CARD ClubQ JMBでクレジット払いすると、TOKYU POINT(東急ポイント)が還元されます。
還元されたポイントは、東急グループ施設や東急ポイント加盟店で、1ポイントを1円として使うことができます。
使うときはどれも同じ東急ポイントですが、獲得する状況に応じて、実は東急ポイントは3つに分類されています。
東急ポイントの種類
- TOKYU POINT
- 東急グループ施設で、還元されるポイント
- 東急グループ施設以外のTOKYU POINT加盟店で、還元されるポイント
- 東急グループ施設以外のTOKYU POINT加盟店では、TOKYU POINT(プレミアムポイント)も還元されます。
- 還元ルール・還元率は、店舗によって異なります。
- 現金払いでもポイント還元されるお店と、現金払いだとポイント還元されないお店があります。
- クレジット決済と現金払いで還元率が異なる場合があり、ほとんどの場合はクレジット決済のほうが高還元になります。
- TOKYU POINT(プレミアムポイント)
- 東急グループ施設以外の国内・海外のお店でクレジットカード決済すると還元されるポイント
- 東急グループ施設以外のお店が、TOKYU POINT加盟店だった場合、TOKYU POINTも還元されます。
- 還元率は、カードの種類によって異なりますが、店舗による違いはありません。
- 東急グループ施設以外の国内・海外のお店でクレジットカード決済すると還元されるポイント
- 電車とバスで貯まるTOKYU POINT
- 東急線の定期券購入で還元されるポイント
- 東急電鉄、東急バスでのオートチャージ利用で還元されるポイント
あわせて読みたい:【東急経済圏】なら交通費でもしっかりポイントが貯まる
東急ポイント(プレミアムポイント)の還元率
冒頭でお伝えしたとおり、TOKYU CARD ClubQ JMBは東急の推しカード。
ゴールドと同等に、還元率が高く設定されています。
- のTOKYU POINT(プレミアムポイント)の還元率は、カードの種類によって違いが出ます。
- 各種TOKYU CARD ClubQ JMBゴールド
- 各種TOKYU CARD ClubQ JMB
- 各種TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO
- 各種TOKYU CARDゴールド
- 各種TOKYU CARD
- 提携カード
- JAL提携カード/ANA提携カード/三菱UFJ銀行 提携カード
番号 | カード付与ポイント | 付与条件 | |
ゴールド | 1・3200円(税抜)につき 2ポイント | 1% | 条件なし |
2 | 200円(税抜)につき 2ポイント | 1% | ご利用代金 Web明細サービス 登録あり |
200円(税抜)につき 1ポイント | 0.5% | ご利用代金 Web明細サービス 登録なし | |
4・5 | 500円(税抜)につき 1ポイント | 0.2% | 条件なし |
各種TOKYU CARD ClubQ JMBと各種TOKYU CARD ClubQ JMB PASMOのプレミアムポイント還元率は、基本0.5%でゴールドより低くなります。
でも、紙の明細をやめてWeb明細サービス(無料)に申し込むだけで、ゴールドと同じ1.0%になります。
【メリット2】JALマイルも貯められる
TOKYU CARD ClubQ JMBの『JMB』とは、JALマイレージバンクの略。
マイルも貯められます。
- JALグループ航空会社、およびJMB提携航空会社の搭乗でマイルが貯まります。
- JALマイルとTOKYU POINT は相互交換が可能です。
- TOKYU POINT ⇒ JALマイル 交換レート2:1(2,000ポイント ⇒ 1,000マイル)
- 2,000ポイント単位での交換になります。
- JALマイル ⇒ TOKYU POINT 交換レート1:1(10,000マイル ⇒ 10,000ポイント)
- 10,000マイル単位での交換になります。
- マイル交換の手続き完了(TOKYU POINTとして反映される)まで約2〜3週間かかります。
- TOKYU POINT ⇒ JALマイル 交換レート2:1(2,000ポイント ⇒ 1,000マイル)
東急ストアをメインで利用し、食費のほとんどを支払っているなら、 TOKYU CARD ClubQ JMBを持たないと損してしまいます。
さらに東急線の定期券を買っているなら、もはやマストハブですよ。
【デメリット】2年目から年会費がかかる
メリットあることは、ここまででご確認いただけたと思います。
とはいえ、年会費0円が主流となる中で、年会費1,100円(ゴールドは6,600円)はちょっとネガティブ。
2年目以降に発生する年会費がどうも引っ掛かって、結局ポイントカードで済ませてしまっているという方も多いのではないでしょうか。
そんなあなたは、要チェック!
東急沿線に在住で、東急ストアをメインで利用している人は特に、東急カードのことをちゃんと知らないと損している可能性があります。
年会費1,100円は、実は軽々ペイできちゃいます。以下の記事のリアルシミュレーションで確認してみてくださいね。
《まとめ》どれをどう選ぶか?判断基準│東急カード TOKYU CARD ClubQ JMB
ここまで4つのカードの特長と相違点、東急ポイントについてご紹介してきましたが、選択肢を以下にまとめます。
ゴールド or それ以外
付帯保険の補償額が高い、ショッピングプロテクトがある、エアポートラウンジが利用可能などの特長から考えて、ゴールドカードはメリットがあるのは以下に当てはまる人といえます。
- 旅行にたくさん行く
- 出張で自分のカードで支払うことが許されていて、かつ還元されるポイントを自分で取得することが許される人
PASMO一体型 or 別々
とにかくカードを増やしたくないという方は、TOKYU CARD ClubQ JMB PASMOという選択がありかもしれません。
- ただ、以下注意書きが気になります。
“Apple PayのPASMO・モバイルPASMO for Androidへの移行、Apple PayのPASMO・モバイルPASMO for Androidへのオートチャージサービスは申込不可”
つまりはPASMO一体型カードは、スマホのPASMOアプリへの移行も、連携もできないということで、ちょっとネガティブ要素に感じます。
「今後はスマホ一つで完結したい」と思ったときに、面倒くさいかもしれません。
コンフォートメンバーズ機能 あり or なし
コンフォートメンバーズ機能付きを選ぶかどうかは上記と同じで、旅行や出張が多いかどうか。
追加費用が発生するわけではないので、全国の東急ホテルズを利用した場合の特典を考えると、「コンフォートメンバーズ機能付き」を選択しておくのはアリだと思います。
- ただし、この選択肢は前提として、Mastercardを選択することとイコールです。VISAがよいという方は、「コンフォートメンバーズ機能なし」を選択してください。
Mastercard or VISA
コンフォートメンバーズ機能が欲しい方は、VISAではなくMasterを選んでくださいね。あとはお好みで。
総まとめ
ゴールドではない標準のTOKYU CARD ClubQ JMBに関しては、年会費は初年度無料です。
実際の東急沿線生活で、どのくらいの還元が得られるのか?をひとまず1年間で試してみるのが無難だと思います。
以下は、生活費の主な項目と、その支払いをTOKYU CARD ClubQ JMBのクレジット決済にした場合に得られる東急ポイントの還元率をリストアップしたものです。
食費 | 還元率1.5% ※東急ストア利用の例 ※税抜200円につき3ポイント |
光熱費 | 還元率1% |
定期券代 | 還元率1% |
交通費 | 還元率1% ※PASMOオートチャージサービス、もしくは東急バスノッテチャージサービス利用の場合 |
通信費 | 還元率1% |
被服費 | 還元率2~3% ※東急グループ施設の例 ※お店により還元ルール、還元率が異なります |
- 上記の還元率は、ゴールド以外のTOKYU CARD ClubQ JMBの場合、WEB明細利用していることを前提としています。
4人世帯の1ヶ月あたりの食費は、平均で8万円を上回るようです(令和3年度 家計調査(総務省) )。
その前提で試算すると、月の食費8万円×1.5%で通常の東急ポイントが1,200ポイント。
さらにポイントアッププログラムで翌月からのポイントがプラス2ポイント還元になり、来月も8万円の食費を使うなら、200円(税抜)ごとに3ポイントがプラス2ポイントの5ポイントになり、2,000ポイントに。
食費だけで月2,000ポイント、年間にすると24,000ポイントが還元されることになります。
年会費は2年目以降は1,100円ですが、月額にすると100円に満たないコストです。東急ストアをよくご利用の方は、上記の通り、還元されるポイントを考えればメリットが上回るのではないでしょうか。
東急民におすすめの【経済圏】基本プランなら、生活費でポイントがちゃんと貯まる&使える